ED治療薬としてのバイアグラ

ED治療薬としてのバイアグラ

バイアグラ

バイアグラ(一般名シルデナフィル)は米国ファイザー製薬が狭心症治療薬として開発中にED(勃起不全)に対する治療効果があることが偶然見つかり、1998年より米国で、1999年より日本で承認・発売された史上初の勃起不全の有効な治療薬であるPDE5阻害薬です。

バイアグラはファイザー製薬の商標であり、ジェネリック品には一般名のシルデナフィルの名で現在販売されています。

ED以外には肺動脈性肺高血圧症の治療薬として承認されています。

狭心症治療薬として開発され肺高血圧治療薬として認められている薬であり、故に心血管系に全く影響がないわけではありません。心臓や脳の急性血管疾患発症から間もない人や極端な高血圧・低血圧の人やニトログリセリン、不整脈薬のアミオダロン投薬中の人には使用できません。

バイアグラの一回投与量について

バイアグラ

海外では一回投与量が100mgまで認められている国もありますが、日本では50mgまでしか認可されておりません。日本性機能学会発行のED治療ガイドライン・第三版によると2015年の試験では50mgの方が100mgより有効性が高い結果が出ていたことが根拠となったようです。

今後100mgが日本で認められればそれに準じますが、現時点ではシルデナフィルも一回50mgで内服感覚は24時間以上置くとさせていただきます。